暗記をするための記憶の種類には、主に言葉に意味を持つ意味記憶と、物語などの記憶のエピソード記憶に分かります。
どちらが記憶に残りやすいかといえば、エピソード記憶の方が記憶に強く残りやすくなるのです。
実際に、漫画を読んだ場合、何度も暗記をせずとも1回の内容で覚えられる場合もあるでしょう。
この仕組みを使えば、意味記憶においても、エピソード記憶として記憶しやすくなるはずです。
例えば、誰しもが知っている桃太郎の話、桃太郎の部分を覚えなければならない内容に変えて覚える方法もあるでしょう。
全ての物語を扱わなくて、一部分だけでも効果が発揮されるはずです。
私達人の人生は、一種の物語のような人生とも言えるでしょう。
そのため生きるために必要であり参考になるエピソード記憶の方が、記憶が強まりやすいと考えられています。
そのため、暗記する内容も生きるために必要である気持ちも大切であり、自分に必要な知識の自覚を持つのも大切です。
生きるとは、能動的な行動でもあり、暗記したものを能動的に扱っていく行動も必要であるでしょう。